FORMA

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出演させていただい映画「FORMA」(坂本あゆみ監督)が、
第26回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門
作品賞受賞しました。
この部門、唯一の賞をいただきましたのです。
いや~良かった。
坂本監督、関係者の皆様、心より、心よりおめでとうございます。
本当に良かった。
参加させていただけたこと、改めて感謝です。
 
公式サイト
東京国際映画祭 受賞結果一覧

北九州と男の子

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北九州芸術劇場リーディングセッションvol.22
「続・世界の日本人ジョーク集」
6日ほど前に、無事好評のうちに終えることができました。
下は13歳から、上は77歳。
世代からキャリアから、何もかもが違う役者たちが18人。
テキストも、戯曲でも物語でもないものを取り上げてしまったため、まずはそれを戯曲化するという通常より一工程多い羽目に。
そういった初めてづくしの要素で、稽古期間は5日間。
いつものように、いや、いつも以上にゴールの見えない挑戦ではありましたが、スタッフさん、役者さん、本当に皆が前向きに取り組み、
想像だにしなかった素敵な公演に行き着けたのではないでしょうか。
生演奏の音楽家、ショピンの田中馨くんも、それはそれはすんばらしい音楽を作り、奏で、作品の味わいをこれ以上なく深めてくれた。
たまにこうして東京から離れた土地で創作をすると、思ってた以上のいい刺激とエネルギーをもらう。
創作に対する純粋な初期衝動を思い起こさせてくれる感じがする。
今年はもう、表立った公演などはないが、月1で広島で講義などがあったりする。
たくさんお好み焼きを食べたいと思う。違うか。
そんなことを思いながらドングシャ降りの下北沢を歩いていると、5歳ほどの男の子が後ろから追いかけてきた。
「のぞえさんですよね?」
あまりの急な出来事に、何を言われているのかがよくわからなかった。
「え?」という言葉しか出てこない。
男の子はまた言った。
「ノゾエさんですよね?ファンです。」
やはり何を言われているのかよく分からなかった。
5歳の子に気に入ってもらえるような人物である覚えがあまりない。。
強いて言うなら映画かもしれないけど。
で、僕の口は咄嗟にこう言っていた。
「え、なんで?」
バカ正直にもほどがある。
いくら不測の事態とは言え、男の子はどしゃ降りの中、勇気を出して声をかけてくれたのだ。
その後は、急いで事態を消化し、握手とありがとうとバイバイをし、男の子は嬉しそうに雨の中へと戻っていったわけだけども、
いや、男の子、ごめんね、そしてありがとうね。
おじさんびっくりしちゃったの。でもおじさんとっても嬉しかった。ありがとうね。
帰り道、雨宿りする祭りの人々をよそに、僕の顔は確実にニヤけていた。
そして今後は、小さい子にも喜んでもらえるような作品も創りたいと、夢を膨らませているのであった。
Thank you boy.

ライフスタイル体操第一

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「ライフスタイル体操第一」。
おかげさまで無事に終了いたしました。
これまでのはえぎわの動員を大幅に更新することもでき、
三鷹までご来場いただきましたみなさま、心より感謝を申しあげます。
いい公演でした。
14年劇団をやってきて、まだこういう感動をすることができる公演をやれるとは、自分でも思ってもいませんでした。
キャストの人生と共に心を揺さぶられるような。そういう感動。言葉にするのは難しいですが。
カーテンコールも、ほとんどの回でダブルをいただき、千秋楽はトリプルまで起こると言う。
このサイズの劇場では珍しい出来事で、
ともかく、関係者、お客様、たくさんの方が喜べる作品を作れたことは、何よりでした。
勿論、そうでない意見もしっかり受け止めて、
今後も更なる挑戦を続けてまいりたく思います。
本当にどうもありがとうございました。
竹田さん、加藤さん、佐藤さん、阪口さん、サンダさん、ちゃこさん、渡辺さん、宇津木さん、立堀さん、うちやまさん、石原さん。
皆さんと出会えたことに感謝です。
お元気で。
またお会いできるのを楽しみにしております。