120万円也

聞きたい曲があり、探したのだが見つからない。かなり探したのだが見つからない。
ついでに何となく、家にCDは何枚くらいあるのか数えたら400枚以上あった。一枚3000円とすると、120万円也。
今は昔、小生、小学生の時分、月の小遣いが1000円だった頃。
久保田利伸を初めて聞いた折、電流走る。その時より、久保田利伸に至極のめりこみ、ノート・教科書・机、更には窓ガラスに至るまで久保田利伸の名前・曲名などを達筆に書き込み、書き込み、書き込む。渋谷の落書きの先取りかつ、スケールの小さな、レベルの低いものと考えていただければ、幸い。
さて、折しも月の小遣いは1000円。発売の三月前より、小遣いをびた一文使わず、発売日に予約しておいた、当時カセットと交換す。そして、聞く、聞きまくる、その後は共に歌う。当時は容易に全曲歌う。
が、余程に目に余ったのか、親父に叱られる。
「お前、一日中、久保田利伸のこと考える日があっても良かけど、毎日だとだめやぞ。切り替えばせんと。」
誰よりも、久保田利伸が好きな自信があったあの頃、初めて買ったカセット”SHAKE IT PARADISE”から幾年。400は通過点なり。

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