冒頭、舞台前面に張られた大きな白い幕の奥。乗らずにはおれないような歌をノリノリで歌いながら、幕がバーンと落ちるとバーンと客席が目に飛び込んでくる。 ある日そこにはお客さんが4人しかいなかった。出演者は6人。出演者の1人が客席に移れば5対5でバスケができるわけだ。 するわけないが。100分ほどの演目を終えると、お客さんが3人になっていた。つまり、1人がどっかで帰ったわけだ。 4人しかいないプレッシャーの中でよくぞ帰ったものだ。 それをも凌ぐ何かがあったんだろう。まあつまらなかったのだろう。そんな船出の1999年5月の第1回公演から20年。 あの4人は今どこでどうしているだろう?スタンドバイミーでもしているだろうか? 残された3人は、いなくなったリバーフェニックスについて語りあっただろうか?あの4人に是非観てもらいたい。 特に帰った1人には。そしてまた帰られたら、いい笑顔になれそうな気がする。 桜のその薗。サクラ散るか舞うか。進化したのかしてないのか。果たしてどうか。

ノゾエ征爾

桜のその薗

 

 

~ミワクの鳥が躍る町の山の川の果ての鈴鳴る滝で一人龍を征す~<

 

 

作・演出 ノゾエ征爾

2019年1月31日(木)~2月6日(水)
ザ・スズナリ

キャスト

井内ミワク、町田水城、鈴真紀史、滝寛式、竹口龍茶、踊り子あり、
茂手木桜子、中薗菜々子、
川上友里、鳥島明、富川一人、山口航太、ノゾエ征爾

お問い合わせ

gina creative management
03-6453-2080(平日10時~18時)

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