八百蔵

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灰の大量さが伺える。
少し見え辛いかもしれないけど、人の間からチラと見えているのが、鳥居の上の部分であって、それが地面にあるという状態であって、つまり今ある地面は全て灰で底上げされたというわけでして、逆を言うと大噴火前は地面が3メートルほど下にあったというわけで、つまりとにかく凄まじい噴火と降灰だったというわけだ。
当然、当時はこの埋まってしまった鳥居を掘り起こそうという話になったのだが、
そこで、
いやちょっと待てと。この悲惨な歴史を後世に残しておこう、チェスト~!と言った男がいた。
時の桜島村長、野添八百蔵。その男だ。
何を隠そう、私の父の父の父だ。つまり祖父の父だ。要は曾祖父だ。
八百蔵。先祖ながら大した男だ。
でももしかしたら掘り起こすのが面倒なだけだったかもしれない。
いやいやそんなことはない。
大した男だ。
にしてもこの看板、野添にはフリガナをして八百蔵にはなぜしなかったのだろう。野添が読めない人は八百蔵も読めない気がするのだが。ちなみに「やおぞう」と読む。分かるか。
ともかく、そう。
桜島には僕のルーツがある。
例えば他にも「野添」にまつわるものをいくつか見つけた。