ゆりちゃんもブログに書いていましたが、遅れ馳せながら僕もいけしんさん出演の『サナギネ』を見てきました。
双数姉妹は過去に何回か公演を見ていて好きな劇団で、久しぶりに見ましたがやはり面白かったです。
今回は円形の舞台を真っ二つに仕切って二つの物語が同時進行するという(片方の物語を見てる人はもう片方の物語を見れない)、見る側にもかなりの集中力を要する、なかなかスリリングな構成でした。
いけしんさんは主人公の親父役を演じていました。
女と心中し死に損ね、そのまま小説家になると言い家を離れるダメ親父を好演。
でもそれは人として男として自由に生きてる、やりたいことをやっているということでどこか格好よさを感じました。
まあ実際に自分の親父がこんなだったら嫌ですが。
終盤二つの舞台を仕切っているものが取れて一つの舞台になり、物語がつながる瞬間はちょっとしたカタルシスを感じました。
二つの物語は『走れメロス』のテーマが多少リンクしていて、
「う~ん、メロスッ」
と思いました。思ってません。すいません。
ただ僕は『走れメロス』をちゃんと読んだことがなかったので、これを機に読んでみるのもいいかなあと思いました。
最後に。
メロスと聞くとデカメロンを思い出し、デカメロンと聞くと竹中直人さんが出演していた番組、デカメロン伝説を思い出す僕でござあました。