帰国

好きな漫画家の一人、いましろたかしのエッセイ読んでたら、緑内障で不安な日々だと、毎回のように書いてある。緑内障とは、視界がどんどん狭くなっていき、果ては失明という怖い病気。現医学では、進行を止めたり遅らせるくらいの治療法しかない。
ちなみに自分も緑内障の気がある。
遺伝的に危険なにおいがするからと5年ほど前に三泊四日もの検査入院をしたのだが、その時はまだ大丈夫だった。けど一月ほど前に、テレビでの”視聴者もご一緒に~’という簡易検査を素直に一緒にやってたら、
左目、見えない箇所があったのだ。
わおマジか。
と思いつつもまだ病院に行ってない。時たま現実を実感できてない自分がいてこわい。
これ読んでる人、うちの親には内緒な、心配するから。だったら書くな?う~ん、だってもう書いちゃったんだもの・・。それ以前にうちの親を知らない?あそっか。
とにかく、いましろたかしもヒドイ怯えかたしてるし、やっぱやばいんだよなこれ。東京帰ったら病院行こう。
と決意した10月1日夜中2時15分。
明日というか今日は訳あって5時前に起きねばならない。
でも眠くならない。3時間寝れたらなんとか大丈夫と思ってる。3時間きっちゃうと、気分的に萎えてダメだ。
て、もうそのリミット過ぎてたが、寝れないものは仕方ない。仕方ないので書き続けてみるみる。
この数時間前、まだ9月30日だった頃、思った。
唐突だが、明日東京帰ることにしよう。
そうと決まったら問題となってくるのは、この地での最後の晩餐を何にするか。
そんな想いとは裏腹に、最後の晩餐はあっさりと、なぜだかインドカレー。
道行く人に聞いたの。
「うまいとこないすか」
「そごの脇道入っだどごのカレーがうめど」
だはんで、行っだの。
インド尽くしの店内にはお客様だーれもいねぐで、しがもバイキング形式。何度もおがわりしだの。何度おかわりしでも、やはりインドカレーはインドカレーなの。一瞬でもこの土地ならではの何かに出会えねーかと食べ続けたげど、どうしたってインドカレーはインドカレーなの。
最後はいつものようにビールと酎ハイ買っで部屋飲み。
そしでいましろたかしと共に過ごす今に至る。
青の森での最後の夜、なんだがざびじがっだな。まぁカレーうめがったしいっか。
明日というか今日は、うーんと、サクっと帰るべや。

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