その子A

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劇的な再会てあるようでなかなかないものでありますが、ま、どこからを劇的な再会と呼ぶかは本人が劇的と感じたらそれでいいわけで、先日自分的に劇的な再会と言えることがあったという話であります。
劇団のメールにとある女性からノゾエさんは昔芦屋に住んでませんでしたかといったものが届いてて、SCOPEという映画のチラシでノゾエの名前を見つけてもしやと思い、プロフィールなどをチェックしたら思いあたる節がバンバンだったとのこと。確かに芦屋には小学校の時二年ほど住んでたし、その女性の名前には覚えがバンバンだった--それは向かいに住んでた同学年のA子ちゃんに違いなく、家族ぐるみで仲良くしてた数少ない思い出に残る人であり、その弟のMくんは僕がこれまでに会った中でもかなりトップクラスのやんちゃボーイであり、ある時Mくんがどさくさに紛れてうちの母親の乳を揉み揉みしたという絵面は未だに強烈に脳裏に焼き付いているわけで、自分が初めて嫉妬という感覚を自覚した事件でもあった。自分が小3、Mくんが小1のことである。
そんなA子ちゃんから突然の連絡だなんて、驚きの一言では収まらない話であるし、何よりもその映画のチラシというのも、何人見てるかわからないほどの(語弊があったらすいません)小規模な映画であり、鳥島くんの友人のツテでたまたまチラとコメントを寄せさせてもらったに過ぎなかった。僕ですらまだ目にしてないそのチラシを目にすること自体希少であるし、そこにある僕の名前から記憶を蘇らせてアポ取ってドンというのは、なんか、こういう時に、神的なもの感じずにはおれなくなるのは私ロマンチストでしょうか。
そんなわけで若干興奮気味にメールのやりとりをし、母親にこの事件を知らせたらあまりの興奮にいきなりA子ちゃんに電話をかけてしまったというプチ暴走を見せ、とりあえず近々、我が実家で再会の会を開きたく思い。
転校を繰り返してた身であるゆえ、故郷や幼なじみというものにひたすら羨望な気持ちでありましたが、今回のようなびっくり事件が起こるとこれはこれで転校くんならではだなあという気にもなる。
そして私は今日も芝居を観る。最近は観劇という壺にて観劇漬け。ここ半月で十本はくだらない。観に行けてないお友達ごめんなさい。パツパツなのです。